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「私はヴィステリィア姫の直属の騎士。リゼルタ・ウィルスターといいます。リゼとお呼びください。」
リゼはそう言うと跪いた。すると白覇がリゼを立たせて椅子に座らせ横に座り、それを見た紅杷もヴィアを引っ張りリゼの横に座らせ、その隣に座った。
ちなみに六人がいるのは、真ん中に八人が座れるテーブルと椅子があり、その他に二人掛けのソファーが二つある広い部屋だ。
漆巴と蒼真は、それぞれ別のソファーに座った。
「女騎士だけなんて不用心だな」
ポツリと蒼真が呟く。
「あら、心配してくれるの?でも大丈夫よ。リゼは男のコだから。」
「「え?え?…えぇ!?」」
「煩ぇ。気付け。」
「蒼真仕方ないですよ」
ヴィアが嬉しそうに蒼真に言葉を返すと紅杷と白覇が驚き、蒼真が呆れながら突っ込み、漆巴はクスクスと笑いながらフォローをした。すると悔しそうに唇を尖らしながらヴィアが呟いた。
「むー…アオバとウルハにはバレバレだったのね」
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