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「信じるか信じないかはお前次第だろ。
姫、今授業やってるとことあの馬鹿に関して教えろ。」
蒼真はリゼとヴィアに視線を向けずに偉そうに言う。するとヴィアは違う意味で怒りながら説明し始めた。
「ヴィアだって!………勉強は、中等部の復習よ。」
「レイシズ・イルミローア。16歳。
イルミローアは王族の親類にあたり、レイシズの父…ゴーリッヒ・イルミローアは大臣を勤めている貴族です。ヴィア様の許婚でもあります。
レイシズはイルミローア家の跡取りで成績・運動神経・外見、全てにおいて優秀ですが…性格は、我が儘で最悪っ。」
リゼは、イルミローアの説明をしながら眉間にシワを寄せていた。
「蒼真に似ていますね。」
「あ゙ぁ゙?……フン…知るか。」
漆巴の言葉に蒼真が反論しようと漆巴を見るとにっこりと微笑むのはいいが、その後ろで紅杷と白覇が頷いていた為、顔を反らした。
その直後、部屋にノックの音が響いた。
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