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「あ、こう見えてもワタシたちの中じゃ一番上。」
「「「「え?」」」」
視線の先に気付いた蓮灰は楽しそうに言うとリゼも声を出して驚いた。
「ん?あ、我か?我は二千と十五年生きている。」
視線に気付いた椿癒は、いつものことのようにサラリと答えると漆巴を除く四人が薊震を見た。
「まだ三百二十。若年だけど一番年下はあいつ。」
薊震はわかっていたかのよう答え、指差したのは舞藤だった。まさかの一番年上に見える舞藤が一番若いと聞き、紅杷達四人は固まってしまった。
「それぞれ何の種族なんですか?」
漆巴は椿癒に視線を向けながら聞いた。
「我は魔蛇亀"まだろ"族。舞藤は人魚族。薊震は天虎"あまと"族。蓮灰は焔鳥"ほむらう"族。
全て長生きの種族。」
「でも人型、年齢の割に幼くし過ぎなんじゃない?」
きっぱりと長生き発言をした椿癒に横槍を入れるのは蓮灰。
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