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「それはある程度、魔法を使いこなせる人だけらしい。教師とかな。見本として姫、リゼ。」
蒼真は淡々と紅杷の質問に答えながらヴィアとリゼを名指しした。
「…~っ絶対呼ばせてやるんだから!
(リゼに負けるなんて!)
'レルチェル'!私のはコレ。」
ヴィアは悔しそうに蒼真を見た後、深呼吸をして落ち着かせ月と太陽の飾りがついた白い杖を出した。
「次は私ですね。'セルリア'」
そう言って微笑み、青みのあるシンプルな造りの細身の剣を出したリゼ。
見ていた白覇は、キャッキャ言いながらはしゃいでいた。
「唱えてる言葉違うくない?」
「それは武器の名前を唱えているからです。魔武器は名前を唱えてると出てくるんです。」
紅杷の質問に答えるのはリゼ。するとヴィアが時計を見て話掛ける。
「ねぇ、もう一時間目終わるわよ?続きは放課後にしない?」
その言葉に皆賛成し、教室へと戻ることになり守護獣は蒼真達の中に戻った。六人が図書館を出ると同時に一時間目終了のチャイムがなり、教室につく頃には休み時間終了のチャイムがなる直前だった。
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