episode2

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「それはある程度、魔法を使いこなせる人だけらしい。教師とかな。見本として姫、リゼ。」 蒼真は淡々と紅杷の質問に答えながらヴィアとリゼを名指しした。 「…~っ絶対呼ばせてやるんだから! (リゼに負けるなんて!) 'レルチェル'!私のはコレ。」 ヴィアは悔しそうに蒼真を見た後、深呼吸をして落ち着かせ月と太陽の飾りがついた白い杖を出した。 「次は私ですね。'セルリア'」 そう言って微笑み、青みのあるシンプルな造りの細身の剣を出したリゼ。 見ていた白覇は、キャッキャ言いながらはしゃいでいた。 「唱えてる言葉違うくない?」 「それは武器の名前を唱えているからです。魔武器は名前を唱えてると出てくるんです。」 紅杷の質問に答えるのはリゼ。するとヴィアが時計を見て話掛ける。 「ねぇ、もう一時間目終わるわよ?続きは放課後にしない?」 その言葉に皆賛成し、教室へと戻ることになり守護獣は蒼真達の中に戻った。六人が図書館を出ると同時に一時間目終了のチャイムがなり、教室につく頃には休み時間終了のチャイムがなる直前だった。
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