4人が本棚に入れています
本棚に追加
「次ってなんだ?」
「次は数学らしいですね。」
「「え゙?普通の科目もあるの!?」」
主語らしい主語がない言葉は蒼真。それをすぐに理解して周りを見渡し答える漆巴に、まさかの状態にすごい嫌そうな顔で驚く紅杷と白覇である。
漆巴は爽やかな微笑みで肯定した為、紅杷と白覇は呟いた。
「「サボり…え…あ、いや、ナンデモナイデス」」
しかし、途中蒼真の機嫌悪そうな顔を見て言うのを止めた。
そして数学の時間。結局文字が読めず紅杷、白覇はお昼寝。蒼真は読書。漆巴だけは先生の話で何となく理解しようと集中していた。そんなこんなで一日は直ぐに過ぎ、運が良かったのか悪かったのか…二時間目以降は普通の教科しかなかった。
「実習室借りたから行くわよ。」
「手回しがいいな」
「当たり前よ!明日実技あるんだから」
「「えぇー!?」」「あぁ…なるほど」
HRが終わるとヴィアが直ぐに話し掛けてきた。ヴィアの言葉に蒼真が突っ込むと怒るように説明をするヴィア。まさかの言葉に紅杷と白覇は驚き、蒼真と漆巴は納得して頷いていた。
最初のコメントを投稿しよう!