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「リゼ」
「はい。魔武器を創るには守護獣の力が必要となります。」
ヴィアがリゼの名前を呼ぶとリゼはわかっていたのか説明を始めた。
「守護獣の力と自分の魔力を一点に集めると魔武器が出来、手に取ると自ずと魔武器から話し掛けてくるはずです。」
リゼは魔法陣を描くのでそこに魔力を流すことまで説明するとチョークを片手に一人離れ描き始めた。
その間に蒼真達は守護獣を呼び出し説明をすると守護獣達は獣から人型へと姿を変え、合わせやすいのは人型だろうと言った。
そうしてる間中、ヴィアが漆巴を見つめていたことは誰も気付いていない。
その数分後、リゼが四つの魔法陣を書き終え、蒼真達に魔法陣の中に守護獣と入るようにいい、八人が入りお互い顔を見合わせ魔法陣に魔力を流す。タイミングを合わせた訳でもなく四組は同時に魔法陣に魔力を流した為か魔法陣からの光が溢れ出したが目を開けていられない程眩しいものになった。その光は八人を包むとすぐに収まり、八人が目を開けるとそこには蒼真には扇、漆巴には弓矢、紅杷には斧、白覇には刀が浮いていた。
四人は何かに操られているかのように武器を手に取り蒼真、紅杷、白覇、漆巴の順で名前を喚んだ。
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