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「銀嵐"ぎんら"」
「焔偽"ほむらぎ"」
「斬地月"ざんげつ"」
「瑞伐"みふう"」
すると四人の手に取った武器は色と形を変えた。
蒼真の扇は、手に取った際は何の変哲もない緑の和紙か何かで出来た飾り気もない扇だったものが鉄のようなもので出来た銀色と薄い蒼碧色の鉄扇へと変わり、大きさもかなり大きく端に紐がついたものになった。
紅杷の斧は、初めは蒼碧と同じく何の変哲もない鉄の斧だったが、持ち手の部分が赤く細かい装飾の付いたものに刃の先が少し割れた斧へとなった。
白覇の刀は、初めは蒼真や紅杷と同じで何の変哲もない…おもちゃのような刀だったが、刃の部分が伸び銀色に輝きだし持ち手の部分は茶色で派手ではないが装飾されており白い水晶が付いた長刀になった。
最後に漆巴の弓矢だが、初めはみんな同様何の変哲もない木の弓矢であったが、黒地に水色のラインの入った弓に矢筒には弓と同じデザインがあり黒い水晶が付いていた。
魔武器の形が変わったのを確認すると面倒そうに溜息をつく蒼真、マジマジと眺める漆巴にキャッキャッと喜ぶ紅杷と白覇。それぞれ反応は様々ではあったが、無事に終わったという安心感が現れていた。
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