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そこにリゼから魔法陣から出ても大丈夫と声が掛かり蒼真達四人は、すぐに魔法陣から出たが守護獣はその場から動こうとしなかった。それに気付いた蒼真が舞藤に声を掛ける。
「どうした。」
「我等にも力を与えて頂けないでしょうか?」
舞藤が跪きながらそう言うと蓮灰、薊震、椿癒も跪き主を見つめる。それに蒼真が眉間にシワを寄せながら聞き返すと舞藤は少し間を置いてから話し始めた。
「どういうことか説明しろ。」
「………はい。魔武器とは守護獣と契約者、主とで創られるものであり主は魔武器により力を得ます。それと同じで魔武器により守護獣も力を得ることが出来るのです。
但し…主から頂かなければ得ることは出来ません。」
「やり方は」
「魔武器で攻撃して下さい。」
「わかっ「そんなことして大丈夫なの!?」
おい。」
蒼真の言葉を遮り舞藤に心配そうに聞く紅杷。
「半分は我々の魔力で出来ていますから大丈夫です。………ま、魔法でお願いしますね?いくら我々の魔力で出来てるからだと言っても物理攻撃は別ですから。」
舞藤は嫌な予感がしたのか恐る恐る付け加えた。
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