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「いないの!?全くあの子は…」
「……隣行ったぞ?」
紅杷が心配そうにしているとタバコに火を付けて一拍置いてから蒼真が答えた。紅杷に言うのが先と突っ込まれたが、知るかと蒼真が喧嘩腰になっていると丁度よく白覇の声が隣の教室から聞こえた。
三人は何事かと隣の教室に行くと、そこには蒼真達の教室と同じく固まった人達と教壇に魔法陣らしきものが描かれていた。白覇は魔法陣を指差していた。
「ね、ね。上手だよね☆」
「そういう問題じゃないでしょ」
「……………漆…」
「蒼真?それ以上何を言うつもりですか?冗談でも程度がありますよね。」
「……ぅ…」
白覇がキャッキャッと楽しんでいるのを紅杷が突っ込み、蒼真は漆巴の名前を出そうとして先に漆巴に牽制された。
「…これが原因なのかもな。」
蒼真は話を変えようとしたのかそう呟いた。
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