episode2

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「…レイシズ・イルミローアには…兄が、いたのです…」 リゼは俯きながら言いにくそうに告げる。 「いた?過去形ということは死んだのか?」 「い、いえ!生きています!ただ…家のやり方に反発して勘当されてしまったんです。」 蒼真の疑問に慌てながら訂正をするリゼ。その説明に納得したのか頷く蒼真。 「言っておくけど、学園にはいるわよ。生徒会長として。」 「……あ゙?」「「え?」」 「それは気まずそうですね。」 ヴィアの言葉に蒼真、紅杷、白覇は思わずハモりながらヴィアを見、漆巴は微笑みながら一言そう告げた。 「そんなことより!練習しないと勝てないわよ!」 ヴィアは話を逸らすかのように話題を練習へと変えた。 「そうだな。じゃあ、やり方教えろ。」 「…本に書いてなかった?ってさっきやったんじゃ?」 蒼真の言葉に目をパチクリさせながら聞き返すヴィア。 「アイツ等がさっきのでわかると思うか?」 そう言いながら蒼真が指差した方向には紅杷と白覇がいた。それには思わず納得し嬉しそうに説明を始めるヴィア。
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