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「…レイシズ・イルミローアには…兄が、いたのです…」
リゼは俯きながら言いにくそうに告げる。
「いた?過去形ということは死んだのか?」
「い、いえ!生きています!ただ…家のやり方に反発して勘当されてしまったんです。」
蒼真の疑問に慌てながら訂正をするリゼ。その説明に納得したのか頷く蒼真。
「言っておくけど、学園にはいるわよ。生徒会長として。」
「……あ゙?」「「え?」」
「それは気まずそうですね。」
ヴィアの言葉に蒼真、紅杷、白覇は思わずハモりながらヴィアを見、漆巴は微笑みながら一言そう告げた。
「そんなことより!練習しないと勝てないわよ!」
ヴィアは話を逸らすかのように話題を練習へと変えた。
「そうだな。じゃあ、やり方教えろ。」
「…本に書いてなかった?ってさっきやったんじゃ?」
蒼真の言葉に目をパチクリさせながら聞き返すヴィア。
「アイツ等がさっきのでわかると思うか?」
そう言いながら蒼真が指差した方向には紅杷と白覇がいた。それには思わず納得し嬉しそうに説明を始めるヴィア。
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