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「仕方ないわね、説明してあげるわ。
魔武器に魔力を込めて、どうしたいかをイメージする。それを放つ感じよ。呪文はイメージを固める為のものに過ぎないからクレハ達は好きにイメージし易い言葉でいいんじゃない?」
紅杷と白覇は真剣にヴィアの話を聞き、リゼは何やら嬉しそうにヴィアを見ていた。蒼真と漆巴は考え事をしているようだが…。
「試しにリゼお願い。」
「はい。弾けろ、アイスブラスト。」
ヴィアがリゼに話を振るとリゼは微笑み、呪文を唱えると魔武器…レイピアの先に氷の球が出来、言葉通り弾け氷の刃、弾丸となりある所へと向かった。
それは凹み部屋の隅に壁の方を向いて座り込んだユンゼルの所だった。ユンゼルは何気なく気配を感じ取ったのか後ろを振り向いて驚いた。
「え!なに!こっちくる!?」
「当たっても大丈夫でしょ?私の守護獣なのだから。」
「いや、これはケガする!ヤバいって!魔法陣じゃないし!」
微笑み告げるリゼに焦るユンゼル。
「刃を舞い踊れ。」
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