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恭介は歩きながらパンを食べようと袋に手を伸ばすとバタン―と後ろから物音が聞こえた。
「大丈夫ですか麻由美さん?」
「麻由美ちゃん大丈夫?」
周りの男子や女子が駆け寄ると恭介は小さく溜め息を立て麻由美に近付き呟く。
「俺に付いて来るから転けるんだ全く…パン持っとけ」
恭介はパンが入った袋を麻由美に渡しお姫様抱っこすると麻由美はぽっと頬を真っ赤にして恥ずかしがっているが恭介は気付かず保健室に向かった。
そして恭介の後ろ姿にその場にいた女子は頬を赤めその場を去る。
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