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翌日恭介は教室に入ろうとすると紗英が目の前にいた。
「音無君‥‥お…おはよう」
「山田さん……おはよう」
何か気まずい…音無君の顔見れないや‥‥
どうしよう‥‥嫌われたのかな‥
紗英は挨拶をすると頬を少し赤め顔を背き恭介はその行動に嫌われたのかと思い始めていた。
そして少し内気で恥ずかしがり屋な紗英と思い込みが激しい恭介はぎこちない挨拶と虐めだけが過ぎ中学三年の時だった。
「紗英」
長門は突然大きな声を出し教室中が沈黙する。
紗英と長門が一緒のクラスで隣のクラスに恭介はいた。
「紗英俺はお前が大好きだ」
かなり大声で叫ぶと長門は紗英に抱き付くと教室が一瞬にしてざわめき立つ。
「長‥門……ちょっと…」
山田さん……
紗英は顔を真っ赤にして恥ずかしさに抱き付く長門を剥がそうとするが長門は紗英を離さなかった、そして隣の教室にいた恭介は唖然する。
そして次第に不登校になり虐めや暴力で生まれた心の小さい傷と心のモヤモヤ感を持ちながら高校生になる入学式前に再び再会してしまったのだった。
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