刺殺

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秀樹、春也、なつめ、俺の4人は休日、慎の家に集まっていた。 「俺たち、休みの日に男だけで何やってんだろうな」 「確かに、何で俺たちババ抜きやってんだろうな」 慎が「テレビでもつけるか」とリモコンを手に取り、電源を入れた。 つけられたテレビは、ニュースが報道されている最中だったようだ。 『昨日、午後7時頃、部活帰りの佐藤大介さん(16)が殺害された模様です。死因は…』 「最近、こういうニュース多いなあ」 頬杖をつきながら、秀樹が言った。 「しかも、被害者全員、俺らと同い年らしいぞ」 「16歳をターゲットにしてんの?」 「それは、わかんないけどさ」 「ま、こんな奴人として最低だな」 春也がトランプをまとめながら笑った。 16歳を狙ってるってことは、ただ単に高校生を殺したいだけなのか…それとも、実は同級生で恨みを持った奴を順番に殺してるのか…。 まあ、まさかの無差別ってパターンもあるか。 それが一番怖いけどな。
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