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花柳(以下か)
「俺は美波花柳(ミナミ カリュウ)だよ。樹にいじめられたら俺のトコおいでね」
美波は王子様みたいな物腰柔らかな人だ。
コイツなら、なんとかやっていけるかもしれないな。
沙弥(以下さ)
「次オレ!香山沙弥(コウヤマ サヤ)だよ!宜しくね、祐紀!」
香山は、男のくせになんだかキャピキャピしていた。
…つーか、いきなり呼び捨てとか馴れ馴れしいんだよ。
ウゼェな。
都(以下み)
「俺は清水都(シミズ ミヤコ)だ。高3だ。分からない事があれば聞いてくれて構わないから。できる限りは教えるよ」
すげぇ頼りになりそうな男。
見るからにしっかりしてんじゃん。
感じいいし。
一通り自己紹介が終わったから、聖愛が仕事内容を教えてくれた。
厨房は一応聖愛と清水と香山が。
接客は神谷と美波とオレがやるらしい。
要領は余りよくないが、これくらいなら覚えられそうだ。
せ「どう?わかった?」
ゆ「まぁ…一通りは」
せ「分かんなかったら、周りに聞いてね」
ゆ「おぅ。さんきゅうな」
オレのバイト、1日目が始まる。
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