*2*新人

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祐紀(以下ゆ) 「ちわ…」 オレ、白野祐紀(シラノ ユキ)は余り目立たない所に位置する、小さく綺麗な喫茶店に入った。 開店前にも関わらず…。 ?「あれ?どちら様?」 ?「まだ開店前なんだけど」 店に入った途端、開店準備をしていたであろう二人に声を掛けられた。 共通して美形だった。 …まぁ、そんなことはどうでもいい。 オレは聖愛(セイラ)に会いに来たんだから。 聖愛とは甥っ子とおじさんの関係。 ぐれていて、問題ばかり起こしていたオレを唯一見捨てないでいてくれた人。 聖愛はオレの全てだ。 ゆ「七海聖愛(ナナミ セイラ)っているか?」 聖愛(以下せ) 「あぁーゆきー。来るの遅いよー。待ちくたびれたぁ」 オレがそう言えば、店の奥から聖愛が出てきた。 ゆ「聖愛。ごめん、寝坊した」 せ「もう、メールくらい頂戴よぉ。心配したんだからね」 聖愛と軽く話したあと、オレはスタッフルームに連れていかれた。 店員達は全部で4人いて、全員不思議そうな顔付きだった。 聖愛が説明していないみたいだ。
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