《 プロローグ 》

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「ここは秘密基地だよ!見晴らしがいいだろ?」  「…うん…」  ヒョウガ兄ちゃんはふいにしゃがみ込むとシャベルで土を差した。  「ここなら踏み荒らされないだろ?空一面見れるしその鳥も空飛んでるみたく眠れんじゃん」 「………うん!」  嬉しくて笑顔で答えた! 「やっと笑ったか…お前…笑ってる方が可愛いからもう泣くなよ!」  ニィっと微笑む格好いいお兄ちゃんに一人っ子のボクはすっかり懐いてしまった こんなお兄ちゃんがいてくれたら自慢だろうな… 「…ありがと…お兄ちゃん…」 「へへっ」  そう笑うと土を掘ってくれた…   優しい兄ちゃん…ブブが代わりに連れてきてくれたんだ…  ありがとう…ブブ …そして… さよなら
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