第一章

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心臓もたなーい! 翔、可愛いすぎ♪ …………………ん? 可愛い……………? そっか! 私は翔のことが“好き”なんじゃなくて“可愛い”って思ってたんだ! なーんだ♪ あっ、オムライス作らないと! 私は急いで階段を降りていった。 「 うるせーな。豚じゃなくて今度はゴリラかよ 」 カチーン! 「 こっちはオムライスを作ってあげようと急いで降りてきたっていうのに……作ってあげないから! 」 自分の部屋に戻ろうとした私の腕を翔が掴んだ。 「 ゴメン… 」 「 えっ…? 」 翔の顔を見たら泣きそうな顔だった。 言いすぎたかな…? 「 私こそゴメン…オムライス作らないとね♪ 」 私はキッチンに向かった。 「 …………その顔ズル…… 」 「 翔なんか言った? 」 「 なんでもねーよ 」 ―
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