第一章

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「 なんでもっと早く起こしてくれなかったのー!? 」 私は、制服に着替え腰まである髪の毛を高い位置にまとめながら階段を降りていった。 「 翔くんが起こしにきてくれてるのに情けないわねー!どっちが年上か分からなくなるわ! 」 そう……… 私は中3、翔は小6 翔より3歳も年上の私。 なのに頼りがない私。 昔は、翔泣き虫だったのに…… 今なんか……… 今なんか……… もう“男”じゃん…… ―
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