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「 一条!お前は中学3年の始めというのに遅刻とは何事だ! 」
8時に起きた私は当然、先生に怒られている。
学校に着いたのは9時少し前。
入学式も終わった後だった。
「 ドンマイ! 」
肩を軽く叩いてきたのは1番の親友 遥(ハルカ)だ。
「 遥ー! 」
私は遥に抱き着いた。
「 翔の野郎が…朝から豚って言ってたから遅刻したんだー! 」
「 翔くんのせいなの?聖夜さ、自分で起きれなくちゃ駄目だよ?翔くんは聖夜より3歳も年下なんだから 」
「 分かってるもん… 」
もし…
私が頼りあるお姉さんだったら翔は、どーなってたのかな…?
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