6人が本棚に入れています
本棚に追加
夢中で走っていた。
翔………ゴメン
“嘘”って言いたい…
でも…
この気持ちは許されないよね……
だから、この気持ちは秘密にしとくね……
「 どーしよ… 」
「 なにがだよ? 」
「 だから、翔にひどいこ…と……翔!? 」
私と話していた相手は、翔だった。
しかも人のベッドの上でお菓子を食べながら…
「 なっ、なんで、いるの? 」
「 家に親いねーから暇なんだよ 」
「 だからって…… 」
私が言ったこと気にしてないわけ…?
まあ、気にしてなければいいんだけど……
「 オムライス 」
「 ご飯食べてないの? 」
コクン
と首を縦に動かした。
その仕草も可愛い…
オムライスが食べたいってところもね♪
「 じゃあ、リビングで待ってて 」
「 うん 」
翔が階段を降りていく音がきこえた。
―
最初のコメントを投稿しよう!