第一章

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夢中で走っていた。 翔………ゴメン “嘘”って言いたい… でも… この気持ちは許されないよね…… だから、この気持ちは秘密にしとくね…… 「 どーしよ… 」 「 なにがだよ? 」 「 だから、翔にひどいこ…と……翔!? 」 私と話していた相手は、翔だった。 しかも人のベッドの上でお菓子を食べながら… 「 なっ、なんで、いるの? 」 「 家に親いねーから暇なんだよ 」 「 だからって…… 」 私が言ったこと気にしてないわけ…? まあ、気にしてなければいいんだけど…… 「 オムライス 」 「 ご飯食べてないの? 」 コクン と首を縦に動かした。 その仕草も可愛い… オムライスが食べたいってところもね♪ 「 じゃあ、リビングで待ってて 」 「 うん 」 翔が階段を降りていく音がきこえた。 ―
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