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次に向かったのは、さっきも行った主の別室だ。何故同じ場所へと戻って来たのかは、分からない。
「あの死神は…さっき何かを探して読んでた…。もしかしたら何かあるかも。」
確信は無かったが、風呂場に暗号が無かったので、1度戻ってみようと考えたらしい。
「なんだこれ…!こんなの無かったぞ…!」
さっきとはちがう本の存在に気づいた。内容は絵本だった。
【ぼくはしにがみ】
ぼくはおかあさんにいぢめられました。ぼくはおかあさんをいぢめられませんでした。おとうさんはいいました。
「おまえはわるくない。わるいのはおかあさんだ。」
おかあさんはおとうさんをころしました。ぼくはおかあさんをいぢめようとしました。でもぎゃくにいぢめられました。そしてしんでしまいました。ぼくはしにがみになって、おかあさんをころしました。すごくたのしかった。つぎはだれをころそうかな。だれかおよぼう。よぼうよぼう。だからぼくはなまえがほしい。そうだ。なまえは、いんばいと
おはなしはおわり
「インバイト…!?あれがあの死神の名前…!?」部屋を出ると、廊下の向こうに、インバイトを見つけた。
「尾けてやる…!ナゾを解いてやる…!」
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