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「じゃあ、女子からくじ引いてけ」
俊ちゃんは準備が早い。
だからいろいろなことがすぐに決まって楽だ。
私もくじを引きに行って引いた番号をみるとなんと6番!!
窓側の1番後ろになったのだ。
ラッキー♪っと1人で喜んでいると、
「笑莉は何番だった??あのね、なんとあたし窓側の後ろから2番目になりました!いいでしょ~」
と奈々実が言ってきた。
ってことは私と席前後じゃん!!
「私、窓側の1番後ろだったよ。席近くてよかったね♪」
「ほんとに!?やったね」
「はいじゃあ次は男子引いて」
私たちが話している間に女子は引き終わったようだ。
「俺5番だ!」
誰かがそう大きな声で言った。
5番って奈々実の隣だ。
誰だろう・・・
声の先をたどってみると
そこには亮がいた。
奈々実もそれに気づいたようだ。
「奈々実よかったね!彼氏さんが隣で」
私がそう言うと
「う、うん//」
と奈々実は恥ずかしそうにしていた。
こういうのを見ると恋っていいな~て思う。
私は気になる男子くらいはいたことがあるけど好きになったことはない。
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