転入生

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しばらくして全員がくじを引きを終え出席番号順に座っていた席を移動し始めた。 私も自分の席へと移動した。 隣は誰だろうと思っていると 優がこっちに向かってきているのに気づいた。 「・・・笑莉久しぶり。笑莉が隣でうれしい」 やっぱ優が隣だったんだ。 よかったー 「私もうれしいよ♪まさか同じ学校で同じクラスになるとは思わなかったし」 「俺も・・・まぁ学校には笑莉に会うために来たんだけどね」 「え??ごめん何て言った?」 最後の方が声が小さく聞こえなかった。 「なんでもないよ」 と優は言ったがそう言われると逆に気になる。 でも優の性格からして絶対教えてくれないだろう。 前も優が手紙に意味深なことを書いてきたのでどういう意味か聞いてみたがまったく教えてくれなかった ふと彰がどこの席か気になったので周りを見渡してみる。 すると、教卓の真ん前に座って後ろを向いていた彰と目があった。
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