転入生

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なんか気まずくて目をそらしてしまった。 「どうかした・・・?」 と、優が聞いてきた。 「何でもないよ」 私は笑ってごまかした。 「そっか...」 私たちがホームルーム中だと言うことを忘れて話していると 「おい、そこの2人、仲良くするのはいいが今ぐらい静かにしろ」 とかるく怒られてしまった。 それで入院してたころも眠れない夜に2人で話してて看護士さんによく怒られたなと言うことを思い出しつい笑ってしまった。 隣で優もクスクスと笑っていた きっと優も思い出したのだろう 他のことはあんまり覚えていないのに優との思い出はなぜか今でも鮮明に覚えている。 私たちは顔を見合わせてまた笑ってしまった。 そして 「そんなに2人は怒られたいようだな。放課後生徒指導室に来い」 と、とうとう呼び出しをくらってしまった。 そのあとは少し反省し、静かに先生の話しを聞いた。
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