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「えりー早く起きないと遅刻するわよ!!」
お母さんの大きな声が1階から聞こえてくる。
「もう起きてるよ!今から下行くからー」
そう言って私は着慣れた制服に袖を通す。
私は杉山笑莉、今日から高校3年生♪
今日は始業式で久しぶりにみんなに会う。
久しぶりとなるとつい何度も鏡を見て変な所がないか確認してしまう。
最近は家にいることが多くてちゃんと髪を整えることが無かったから・・・
すると、
「早くしなって!今日は彰くんが迎えに来てくれる日じゃなかったの??」
と、お母さんの大きな声がまた聞こえてきた。
あっ忘れてた・・・
急がなきゃ
彰とは幼なじみで彰が部活の朝練のない日はいつも一緒に学校に行っている。
私は急いで支度をして1階へと降りた。
「おはよう。お母さん」
「おはよう。早くご飯食べちゃいなさいよ」
「分かってるって」
その後は急いで支度をした。
いつもよりかなり急いで支度をしたため約束の時間の5分前には支度を終わらせることができた。
「行ってきま~す!」
私がそう言って家を出ると門の前には既に彰が来ていた。
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