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教室に着くともう多くの生徒がいた。
その中に奈々実の姿もあった。
「ちょっと奈々実。おいてくなんてひどいじゃん」
別に怒ってはなかったけど奈々実をびっくりさせるために怒ったような口調でいった。
「ちょ、何怒ってんの。」
やばい焦ってるよ 笑っちゃいそう
私が嘘だと言おうとしたら
「って私がほんと焦るとでも思ったー??どうせ今の怒ったふりでしょ?ほんと笑莉って嘘つくの下手だよね(笑)」
と奈々実が言ってきた。
「そんな私って嘘つくのへたかなぁ??」
いっつもばれちゃうし・・・
まぁこれからは嘘つかないようにしよっと!
「うん。そうすることだね」
だよね。
ってか心読まれてる!?
「いや、あんたがさっきから口にだしてるだけだからね(笑)」
「え!?本当に・・・?これから気をつけます」
「それでよろしい」
なんか立場が逆転してる気が...
そんなことをしていると教室の扉が開き、先生が入ってきた。
「今から体育館に移動します。あ、ちなみに私はこのクラスの担任ではないので」
どうやらもうすぐ始業式が始まるようだ。
あの先生が担任じゃなくてよかったー。と私は心から思った。
あの先生は女子に厳しく、イケメンには優しく、という差別が激しいからだ。
おかしいと思う。
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