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「もう制服も買っちゃったし、入学金も払っちゃったし……ね?」
「いやいや」
ね?じゃねえだろwwおかしいだろwww
これはもはや計画的犯行だろ?俺に拒否権はないってやつだろ?あー俺の人生はこうやって傍若無人な姉と妹によって左右されていくのか。そんなもんか俺の人生は。
「そりゃあもう行くしかないね、隆弘」
「だね。お金払っちゃったんならしょうがないよ」
心にもないことを吐く次女と三女。本当にな……お前らはもうちょっと人のこと考えたりしてもいいんじゃないのけ?少しくらい俺の幸せを考えてくれても、何の不都合もないと思うんだけど。そのへんどうなの。
「えーっと、じゃあ隆ちゃん? その学校に行ってくれる?」
「はいはい分かったよ分かりましたよ。行けばいいんでしょう拒否権はないんですよね分かります」
「そう! 良かった!」
満面の笑みで答える長女。いかん、俺の嫌味が何一つ伝わっていないらしい。これはきちんと分かるように言いなおすべきか。
そんな俺の考えも、次の長女の言葉ですべてどこかへと吹っ飛ばされてしまった。
「隆ちゃんが聖ケロベロスに通うなんて……お姉ちゃん嬉しいわ!」
「ぶっほwwwww」
え?お姉さん今なんて?www
『聖ケロベロス』?せんとけろべろす?なんだその中二乙な名前はwww何のエロゲに出てくるんだよwwwウェッwww
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