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「やっぱり、先輩の涙目そそります。」
今にも、零れてしまいそうな涙を必死に堪えるために眉を寄せて居ると、そんな事を言われた…
そそる?
古屋はやっぱり、変だ…
「なあ、古屋…止めようよ…な?」
緩く身じろぎすると、俺を押さえつける力が強くなる。
「先輩、先輩は俺が優しい奴だと思ってますか?…俺は、そんなんじゃ無いです。俺は、意地悪で変態で…残虐何です。」
クスリ…と笑って、俺と唇を合わせる。
唇を合わせる?
キ…ス
「ん、ちょ…ア…」
何かを喉の奥に、押し込められて思わず飲み込んでしまった…
一体何を飲み込んだのかと、考えていたら古屋は俺から離れてまた、飲み始めた。
「先輩、直に俺を求めるようになりますよ。まあ、その前に飲みましょう?」
何のことか分からなかったけど、とりあえずまた、飲み始めた。
けど、怖いし気まずい…
いつまた、キ…キスされるか分からないし…
「先輩、そんな警戒されたら悲しくなります…」
そんな事全然思ってないような顔をしながら、言ってきた…
本当に、ニヤニヤして…
「キス何てするから…だろ…」
そう言うと、また、古屋は微かに笑った…
これから、何がおこるのだろうか…何て知りもしなかった…
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