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「ハア…ハア…」
さっきから、熱くて…なんか、ボーッとする。
古屋に、キスをされてから六分位経つだろうか…
身体が、蒸されたように熱くなって…なんか全身が痺れる感じ…
「ハア…ハア…ハア…」
「あれ?先輩、顔紅くないですか?」
古屋が、俺の顔を覗きながらそう言った…
でも、古屋は本気で心配なんてしてない…俺には分かる…。
だって、コイツ俺の顔を見て心底面白そうに笑ってたんだ…
「古屋…俺…ハア…に何を…したんだ…」
睨みを利かすように、下からガンをつけると…
「俺が先輩になにをした?やだな~、先輩…俺はナニもしてませんよ?…先輩が勝手に発情してるだけじゃないですか…」
発情と言われ、ピクリと身体を震わすと古屋の小さな笑い声が聞こえた…
「先輩…キツくないですか?…俺が、相手になりましょうか?」
何の相手だよ…
「いい、おいちょっとトイレ借りるな…」
立ち上がろうとすると、後ろから引き寄せられて、気が付けば古屋の膝の上に座ってる状態だった…
「古屋…止めろ…」
「止めません…。せっかく、先輩が可愛くなってる所だってのに…」
そう言って、俺を後ろから抱きしめた…
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