かえりみち

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「じゃあまた明日」 ぽすぽすと頭を撫でられる 「ん。」 「あれ?元気ない。どーした?」 「どーもしてない」 素直になれない俺 するとヤツはクスクス笑いやがった 「何が可笑しいんだよ!」 「いや、ごめん。かわいくて」 ぎゅう、と俺を抱きしめてきた 「別にこんなの嬉しくなんかねーし」 とか言いつつこっそりヤツの胴に腕を回す 「黒猫のサンドイッチだね」 ヤツの腕が緩む 「あ…あのさ」 「なに?」 「もうちょっとぎゅってしてて」 はぁ、と盛大にため息をつかれた なんだよ。甘えちゃいけなかったのかよ _
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