さむいひ

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外に出ると雪がしんしんと降っていて、一面まっしろだった あの時、何をして驚かそうかと考えてようやく決まった事は、そう巨大な雪だるま作りだ おっきい雪だるまを二体作って枝で作った手を繋がせる 普段好きなんて正直に言えねーからこれで俺の気持ちが少しでも伝わればいいと思って …やべ なんか恥ずいな よし! 絶対完成させてやる ころころ 今ようやく二体目の頭を作っているところだ 予想よりも小さくなってしまったがまぁいいだろう 必死に転がしているとさくさくと雪の上を歩く音が聞こえる 「なにやってんの」 聞き慣れた声 だけどいつもより低い声 これは怒っている時の声だ _
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