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まあこの幻術は、外で待ってれば五秒で終わるからな。待つまでもないんだけど。
破壊神「…………っ!」
霊臥「目が覚めたか?」
破壊神「……あー、うー」
霊臥「……おーい?」
破壊神「あ゙ー」
……ダメだこりゃ。
破壊神がイカレやがった。そのためにあんなえげつない幻術かけたんだがな。
霊臥「さて、第二ラウンドだ」
指を鳴らす。今度は、真の阿部さんが姿を現した。幻術じゃない、まじりっけのない本物。
霊臥「じゃ、よろしく」
阿部「うっほ、いい男」
青ツナギを脱ぎかけてる途中で、拒絶・改の結界を張って外から見えないようにした。ついでに音も遮断。
霊臥「さて、少しの間舞ってるか」
――――――――
舞うこと3時間。もういいかな?
最初に中の阿部さんを消す。それから、拒絶・改の結界を消した。そこには、見るも無惨な元破壊神が。
霊臥「あー、うん。もういいかな?」
……最後に、もう一度幻術にかけるか。なんかまだムカムカするし。
霊臥「万華〇写輪眼!」
五秒経過。
破壊神「…………」
完全に死んだ。もう脈も息もない。
霊臥「さて、最後は地獄の炎で葬ってやるよ。俺の地獄の炎で燃やされた奴は、閻魔大王とか関係なく地獄に直行だからな。
《ヘルフレイム》」
闇の炎を口から吐き出して、元破壊神を燃やしていく。一瞬で灰も残らず燃やし尽くした。
オメガ「邪力を感じて、誰かと思ったら……」
シグマ「霊臥君だったの」
霊臥「ん? おー、久しぶりだな、二人とも。それで早速で悪いんだけど、オメガはこれから破壊神な。異論は認めん」
オメガ「……は?」
神筆で、『オメガは破壊神』と書く。すると、オメガの体が一瞬だけ淡く光った。
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