vs.天界

16/17
15811人が本棚に入れています
本棚に追加
/181ページ
まあこの幻術は、外で待ってれば五秒で終わるからな。待つまでもないんだけど。 破壊神「…………っ!」 霊臥「目が覚めたか?」 破壊神「……あー、うー」 霊臥「……おーい?」 破壊神「あ゙ー」 ……ダメだこりゃ。 破壊神がイカレやがった。そのためにあんなえげつない幻術かけたんだがな。 霊臥「さて、第二ラウンドだ」 指を鳴らす。今度は、真の阿部さんが姿を現した。幻術じゃない、まじりっけのない本物。 霊臥「じゃ、よろしく」 阿部「うっほ、いい男」 青ツナギを脱ぎかけてる途中で、拒絶・改の結界を張って外から見えないようにした。ついでに音も遮断。 霊臥「さて、少しの間舞ってるか」 ―――――――― 舞うこと3時間。もういいかな? 最初に中の阿部さんを消す。それから、拒絶・改の結界を消した。そこには、見るも無惨な元破壊神が。 霊臥「あー、うん。もういいかな?」 ……最後に、もう一度幻術にかけるか。なんかまだムカムカするし。 霊臥「万華〇写輪眼!」 五秒経過。 破壊神「…………」 完全に死んだ。もう脈も息もない。 霊臥「さて、最後は地獄の炎で葬ってやるよ。俺の地獄の炎で燃やされた奴は、閻魔大王とか関係なく地獄に直行だからな。 《ヘルフレイム》」 闇の炎を口から吐き出して、元破壊神を燃やしていく。一瞬で灰も残らず燃やし尽くした。 オメガ「邪力を感じて、誰かと思ったら……」 シグマ「霊臥君だったの」 霊臥「ん? おー、久しぶりだな、二人とも。それで早速で悪いんだけど、オメガはこれから破壊神な。異論は認めん」 オメガ「……は?」 神筆で、『オメガは破壊神』と書く。すると、オメガの体が一瞬だけ淡く光った。
/181ページ

最初のコメントを投稿しよう!