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春畤が倒れてすぐに保健室へ運んだ……
『ん~…気を失ってるだけみたいだけど…なにがあったの?』
保健室にいた先生は白衣を着ていて黒髪のショートカット、片耳に髪をかけている、お姉さんという感じがする
『わかりません…。 気づいたら春畤が倒れていたので…』
『そう……ひとまず、今日はここに泊まっていきなさい』
『え?』
『あまりおおごとにしたくないんでしょ?だったらここに泊まりなさい(彼女だったらなんだけどね』
『でも…』
『親御さんにはわたしから言っておくから』
『………わかりました』
『私も残ろう』
『わたしも。わたしも残る。』
『では、交代で付き添いましょう』
『じゃあ…あたしが初めにやります』
『わかった。その次は…』
『わたし。』
『わかりました。では私が最後ですね。まぁ、交代制ですが』
『決まったかしら、いろいろ飲み物やら食べ物はそこの冷蔵庫にあるから自由に飲み食いしてね? じゃあ、わたしは帰るわね?(この2人は…?』
『あ、わかりました。ありがとうございます』
『いえいえ』
先生は帰り、那琴さんと魅雨さんは部室に荷物を取りにいった
『春畤…』
どうして春畤は倒れてしまったのか…
あたしはそれをずっと考えていた…
40分ごとに交代して、3回目に気づいたけど
先生は電話してくれたのだろうか…
『あ、電話しなくちゃ』
※ビール片手に野球の中継を見ている
─春畤side─
「ゔ………ここは…どこだ?…なにもない?…なんだ?…ここ…」
「やぁ」
「!? 誰だ!?」
「そう身構えなくていい わたしは君に危害をくわえるつもりはない」
「なら、なんの用だ」
「君に助けてほしいんだ」
「………なにをだ?」
「仲間と共に彼らを助けてほしい」
「彼ら…って?」
「フェイル・ソウルズ」
「ふぇいるそうるず?」
「そう。フェイル・ソウルズ…[未完成の魂たち]。その彼らを救ってほしい」
「んなこと言われても…いったいどうやって…」
「それは……───────」
「!?…そんなことができるのか?」
「できる。今の君ならね。起きたら君の傍にいる人たちにも説明してあげてほしい」
「……わかった」
「ありがとう。さあ、そろそろ目覚めなさい…[魂を完成させる者](ソウル・コンプリーター)よ」
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