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あれは丁度、クリスマスの気配が漂い始めた12月の中頃、丁度冬休みの始まったばかり、俺は突然見も知らぬところに連れてこられていた。
連れてこられたと言っても、不思議な魔方陣に押し込められたのだが・・・
そこには一人の少女が佇んでいた。
少女の名前は「フラウ」といい、この国(フロニャルドの一国)の巫女をしていてるそうだ。
彼女の特徴は藍色の髪とその横にある猫耳だ。
この世界の特徴は、住民が皆揃って獣耳と尻尾が生えている所だ。
俺が召喚されたこの国「フィオキナ」は、産業が普及し、とても賑わいのある国だったそうだ。
しかし、戦興業の末、ほとんどの領地を失い、残る領地はこの首都市である「アルドラ城」だけになり、勇者召喚を行ったそうだ。
この世界の戦興業は、死者が出ることは無いそうだが、領地を失うので結局は勝たなければ全てを失うのと同意義だそうだ。
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