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あれ？俺様の翼がない？ あの世界の光を全てのみこんでしまうような。それでいて、凛とした威厳がある漆黒の翼が……ないだと？
まぁ慌てる事もあるまい…… 俺様のかれいな着地を披露すればいいだけだ。
そんな余裕をかましている間に、地面は目の前に
ふっと華麗に着地を決めようと、足を延ばす。
が…… すさまじい轟音と衝撃と共に予想外にも着地は失敗となる。
「は？ いてえ。つーか。死ぬ！ なんぞこりゃぁぁぁぁ」
気づくと俺のすらりと延びた両足からは、おびただしい出血により、真っ赤にそまっている。 そして、なにやら曲がってはいけない方向に、曲がっている様にすらみえる……
俺様はかつて、伝説の勇者と戦った時にすら、味わった事のない激痛により、意識が遠くなっていった……
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