2人が本棚に入れています
本棚に追加
一体何の間違えが起こっているのだろうか? 俺は必死に足を動かそうとしてみる。
しかし、一向に動く気配がない。そればかりか、力を入れようとする度に、激痛が俺様を襲う。
「ははは……ゆめ。だよな? なんのドッキリだ?」
冷静になろうと、辺りを見回してみると、ぱっと見で俺様の城でない事がわかる。古くさい、木造の建物のようだ……
夢でないとしたら、ここはどこなのであろう? 外からは、光が差し込んでいる。
まず、そこからしておかしい。俺様の世界は、勇者共を葬り、闇の世界に変えてやったので、光が差し込む自体おかしな話なのである。
最初のコメントを投稿しよう!