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二周目突入。
俺は呆れを通り越して、むしろ尊敬の眼差しを彼女に向けた。
「やりたい放題ですか」
お嬢様はふん、とガキ大将みたいに息を吐いて、金色の髪をかきあげた。
「中途半端が一番よくありませんわ。
話すと決めたなら、とことん納得がいくまで話さないとダメです!」
一応気を使ってくれているのだろうか。
彼女は精一杯考えている様子で、たどたどしく言葉を続ける。
「別に依存して欲しくてもいいんじゃありませんの?」
「でも、普通の人間関係じゃないですよ、それって」
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