神崎家と花音

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★・・・・・・・★・・・・・・・・★・・・・・・・★ 大和さんの家に到着すると、メイドさんに広い家の中の一室に案内された。 室内を見て、私は思わず叫んでしまう。 「か、かわいい部屋ですねーっ!」 白いアンティーク調の家具に、ピンク色の薔薇模様の絨毯。 部屋を照らす真ん丸な照明器具。 そして一番存在感があるのは、レースの天蓋つきの大きなベッド。 「すごい、すごーいっ!  私天蓋つきのベッド見るの初めて見ます! お姫様が住んでそうな部屋ですねーっ!」 メイドさんはにこにこしながらガラスのテーブルに紅茶を置いてくれた。 「お気にめしていただけて何よりです。 早朝からご主人様の趣味に付き合わされてお疲れでしょう? シャワーも部屋にありますので、しばらく休憩してください」 .
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