始まり

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「こ…ここはどこだっ!」 目が覚めた俺はゴールドに輝く天井を見上げていた。 部屋は明るく、周りは高級感を漂わせる。 模様に竜の柄が彫られた壁。 高級感ある光を放つシャンデリアにいかにも高そうな壺が2つ。 どこだっ? ガチャ…。 ドアノブがまわる。 ドアが開く。 黒いスーツ姿のリッチなヒゲをたくわえた叔父さんがあらわれた! 「気がついたかね‥。」 「なにもんだ?」 薄くほほえんだ奴はこういった。 「そんな怖い顔するな…。私はこのクルータウンの村長だ。」 怖い顔をした覚えはないのだが…。 「なぜ俺はここにいる!!」 「君は気を失っていたんだよ…。私はそれを助けてあげたのだよ…。わかったかね‥。」 上から何様だコイツ…。 じじいめ。 「おい…この街はどうなっている!?なぜヒトがいないんだ?あの死体の手は!?」 「…なに…死体の手をみたのか…!?」 なんだ…!? さっきまでの余裕が消えた! かなり焦っている!? 「知ってしまったならば仕方がないですね。あなたをこのクルータウンの一員とします。」
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