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「そうです。安藤太陽としてこのクルータウンの一人となってもらいました…。」
さっきとは違いこわばっていた…。
そして部屋は沈黙に包まれた。
時計の音が響き渡る。
村長の口が開いた…。
「つまり太陽くんにはこの街のルールに従ってもらわなければなりません!」
「ふ…ふざけんな…!!」
「大真面目だがね。」
怒りは絶頂期に達していた…。
くそっ。
「……。」
気がつくと村長の胸元に手が伸びていた……。
「おい…今すぐ解放しろ!!そしてニュースで俺!江馬翔は生きていると訂正しやがれ!はぁ……はぁ……………。」
一挙に怒りを出した!
意外とスッキリした。
「落ち着いて…この政策の生き残りになればいい!!ラストの一人になればいいじゃないか…!!」
精一杯睨んだ!
「一応ルールも説明いたします!この街で行った殺人は罪にはなりません!この政策は先ほど説明したように…政府の爆発的人口増加を解決する最終手段でございます!」
「ホントに最終手段だな…こんなことして男しかのこらなかったらどうする?」
こんなふざけた政策をとった政府もくずだな…!!
「女の方はあらかじめ一街5人は残しておいているのでご安心を…!!」
「他の女性は!?」
また悪魔の口元が緩んだ!
「5人は隔離させてもらい、あとは男性と同じくルールに基づき生活していただいております!!」
…てことは最後のひとりは…五人と…
いかん…。
なに妄想している!
「でわ続きをお話しいたします!」
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