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走る月斗は自分に迫るローチの手をはねのけ首もとに裏拳を打ちつけながら近くのワームに蹴りを打ち込む。
「…………」
冷静生身で戦闘をこなす彼の動きは洗練されており、どこか戦い慣れしてるようだった。
さらに背後から迫り来る屑ヤミーに対し
タイミングよく回し蹴りを決め周囲を見渡す
数が多くて減ってる気がしない
そんな現状に目を細る月斗のコートが風でめくれあがると
腰には炎と共に真紅のベルト
『ヘルバックル』
が出現し、炎は消えベルトのみが残り
顔を含めた全身は血管が浮かび上がった
「!!!!!!!」
そんな月斗の元に数体のワームが一斉に
迫り来るが、彼は動く様子もなく
「変身…!」
その単語だけが彼の口から発せられる。
次の瞬間、月斗に触れたワーム達の腕が炎に包まれた……。
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