32日前

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「きゃあぁぁぁぁ!!」 銃声に驚き、市民達が叫び声を上げながら逃げていく。 幸いにも怪我人はいないようだ。 シドは暴れても問題ないと判断した上で兵士に跳び掛かった。 「おぉ!」 怒号をあげ、兵士の頭を地面に叩きつけて殺害。 もはや頭を守るヘルメットの意味など無かった。 そして、そいつの銃を拾い停めていた車の後ろに隠れて乱射する。 上空のヘリからまだまだ兵が降下してくる。 「いい加減にしやがれ!」 隠れていた車を持ち上げ、ヘリに投げつけた。 車は一直線に飛び、ヘリに直撃した。 墜落したヘリは兵士を巻き込み、爆発する。 更にその残骸を持ち上げ、兵士達に投げつける。 「くたばりやがれ!」 隊長をぶっきらぼうにヘリに投げて更に残骸が増す。 まだ飛んでいる内の一機が、装甲車が走っていった方向に飛んでいった。 「あれで逃げる気か。そうはいかんぞ」 兵士達が撃ってくる弾丸を気にも止めず、凄まじい跳躍力でそのヘリの尻尾を掴んだ。 「捕まったぞ! 振りほどけ!」 乗っている兵士の1人がシドに気づき、銃を向けるがヘリに当てると不味いと悟り、運転席の兵に伝えた。
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