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司:「何だよ、いきなり…」 藍:「保健室行かなきゃダメ!!」 司:「はぁ?」 いきなり何を言い出すんだと呆れ気味にため息をついた。 藍:「だって熱出てたよ! 膝枕して少ししてから君が寝返り打った後ぐらいに…」 司:「……ちょっと待て、藍。お前、尋常じゃないほど手冷たいだろ?」 司の言うように、藍はかなり手が冷たく、常人の平温も高熱に思えるほどらしい。 藍:「大丈夫! おでこコツンってしたから」 司:「………………はぁ…」 藍:「?」 親指を突き出して軽くドヤ顔をする藍に、司はもはや己の突っ込みが追い付かずため息しか出てこなかった。 司:「いいか、藍。俺は熱なんかねぇ。いつも通りだ」 藍:「え、そうなの?」 司:「だいたい、体制変わってすぐに起きる気配のない俺だぞ?」 藍:「それ関係ない気がするけどなぁ~?」 司:「……」 藍:「ひゃぅ~…、って、頬っぺた抓らないでよっ!」 もうっ、とそっぽを向く藍。 ちなみに司が抓った原因としては、常識面で勝っていると自負している藍に突っ込みをいれられた悔しさがあるということで。 藍:「…でも、本当に熱とか、体調不良じゃないんだよね?」 司:「くどいぞ」 藍:「よかった、ちょっと心配しちゃった」 そういって、いつものように笑う藍。 司もつられて、半ば呆れたように笑っていた。 藍:「あ、でも私が痛い…」 司:「は?」 藍:「ぇーと……実はね…君の体制を変えようとしてるときに、君の頭が私の胸にダイブしちゃって…あはは…」 司:「……」 あぁ、これが俺らの日常だ。 司は遠い目でそう思ったとか。
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