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会う機会も全くと言って良いほど無くなっていた彼女。
別に理由なんてない。
付き合いを続ける理由もない。
お互い、もう愛情なんて消えていたんだと実感しただけだった。
別れ際の彼女の左手の薬指に、白金に輝くダイヤモンドがあったし。
幸せになれよ…って思っただけだった。
俺…
安藤さんが、じんわりじんわり、好きだ。
彼女が結婚していても構わない。
いつか、俺が幸せにしてあげられる日が来るかも知れない。
たとえ無理でも。
今は…職場で会える毎日…
気持ちに正直に生きたいと思った。
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