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「………………」
今、午前2時。未だに俺は寝ていなかった。
うん、電気は消した、消したけど…………。
よく考えたら女の子と同室になってるんだよね?今まで緊張しなかったのが不思議なくらいだ。
「すぅ…………すぅ…………」
ベットの方を見るとルシファーの規則正しい寝息だけが聞こえてきた。
よくこいつは眠れるな。俺は緊張でガッチガチなのに。
よく、姉のいる姉弟は女性に対してデリカシーが無くなる奴がいるがあれは異常だ。現に俺は緊張しているわけであって。
って言うかルシファーってどう考えても美少女の類なんだよな。それに体格はグラマーで…………って何考えてんだ、俺。
とにかく、女の子と一緒の部屋で寝た事なんて幼稚園の集団お泊り会以来だぞ。あの時は幼かったからよかったものの、今は思春期であって、このシチュを亮に言ったら多分羨むだろうが、そんなの今関係無いじゃん!
「あーもう…………」
今が春休みで良かった、と俺は心底思った。これが春休み明けだったら確実に次の日に支障出てたな。
そしてもう一度ルシファーを見る。
「すぅ……すぅ………」
そういやルシファーって何気に背が高いよな。俺も背は高い方で180前後だが、ルシファーは並んだ時に俺と似たくらいだが俺よりは低かったから170後半だろうな。
ってそんな事考えていたら余計眠れなくなってきやがった!
この後一時間くらいして俺はようやく眠る事が出来た。
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