花子さん

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「遊ぼうよぉ~お姉ちゃん、お兄ちゃん」 その時授業が始まる余韻がなった。 それと同時に女の子は消えていた。 そして…その夜… この学校の警備員をやっている渡辺一夫は、いつものように見廻りをしていた。 そして3-1の前を通りかかったとき、スゥっと白い影が現れた。 (ん?誰だ?こんなところで。) 「お嬢さん?こんな時間にどうしたんだい?」 「…ぼう?」 「へ?」 「遊ぼうよぉ~」 「ゴメンね、今おじさんお仕事…して…る…から」 「ひっ!?」 「あそんでよぅお兄ちゃん遊ぼうよぉ~」 「うわぁぁぁぁぁ」 一夫は逃げた。 必死に逃げて、同じく、この学校で警備員をしている安室孝に 「ゆっ幽霊が…幽霊が出た」 「はぁ?幽霊?先輩の見間違いなんじゃないっすか?」 「本当に…本当に出たんだ」 「疲れてるんすよ!今から俺が行きますから、先輩は休んでて下さい」 そして孝は見廻りに出た
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