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鳴海先生は逃げるように教室をあとにした。
カタン…
蜜柑と清波が座る。
清波:よろしく今井さん。
蛍は固まったままだ。
清波:今井さん?
蛍:…………蜜柑っ…。
蛍が蜜柑に声をかけた。
蜜柑:蛍……久しぶりやな。
清波:蜜柑、標準語。
蜜柑:ああ、そうだね。
清波:蜜柑、知り合い?
その時
?:ちょっとあんた!転校初日から棗君がパートナーってどういうこと!?
パーマの女の子が叫んでこっちへ歩いて来た。
蜜柑はあまりのうるささにイラついた。
蜜柑:貴方……誰?(キッ
蜜柑は?を睨みつけた。?はおもわず後ずさる。
スミレ:わ、わたしは正田スミレよっ!あんた、棗君がパートナーってどういうこと!?
蜜柑:私に聞かないで。もともとパートナーも知らなかったんだから…どうもくそもないでしょ?
スミレ:ナッ………
蜜柑の答えにスミレは言葉を失った。
そこで…蜜柑の隣にいる棗が口を開いた。
棗:おい、お前のアリスはなんだ。
「そういえば、先生蜜柑ちゃんのアリスだけ言ってなかったよね」
「何のアリスだろう…」
「知りたいよね」
蜜柑:…………
スミレ:あらぁ?どうしたの?黙っちゃって…?(クスッ
スミレは笑っている。蜜柑は黙ったままだ。
蜜柑が口を開いた。
蜜柑:あなた達に関係ないでしょ?どうして答えなきゃいけないわけ?(ギロッ
(((びくぅっ)))
蜜柑がみんなを睨んだ。憎しみに溢れかえった顔でみんなを自分から離した。
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