48人が本棚に入れています
本棚に追加
「は?」
ノックもなしに突然自室に入ってきたかと思えば、ワケの分からないことを言ってくる姉貴。
俺は夢中になっていたゲームから目を離して、姉貴の方に目をやった。
「だーかーら、あたし体調悪くて、今日の婚活出れそうにないのよ。」
そういえば姉貴は昨日から寝込んでいた。額には冷えピタが貼ってある。
「はぁ…てかなんで俺が代わりに出なきゃなんないわけ?欠席でいいじゃん」
体調を崩したんだからしょうがない。欠席すればいいのに、なぜわざわざ俺に行かせるのか…?
「ばかねぇ、今回のは特別なのよ!!イケメン揃い、しかも金持ちばっか!!ここでイイ男捕まえなきゃって張りきってたんだけどぉ…」
あぁ…つまりあれだ。
俺が姉貴の代わりにいって、イイ男を捕まえて来いとゆうのだ。そんでもって後日会う約束をして、姉貴が会いに行く。うまく行けば姉貴はその男と付き合うのだ。
「ね?お願い!!」
何度もそう頼まれてしまえば断りづらい。
とゆうか姉貴はめっちゃ綺麗なのになんで婚活なんか…と問いかけたがやめた。
「…分かったよ。今回だけだからな。」
「ありがとー!!理央愛してるー!!」
ぎゅっと抱き締められてすげぇ苦しい!!
つか
「風邪うつるわー!!離せっ」
.
最初のコメントを投稿しよう!