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なんとか姉貴を引き剥がすと、今度は俺をジッと見つめてきた。
「な、な、なに?」
俺今日寝癖なんかあったっけな?とちょっと不安になり髪をさわるが、いつもと変わらずサラサラだ。
「理央ってやっぱ男の娘って感じよね。女顔だし小さいし、白いし!」
なぜか人のコンプレックスを興奮気味に話し始める姉貴。
キャーキャー騒ぎながら興奮する姉貴について行けず唖然としていると
「ちょっと待ってて」
と部屋から出ていく姉貴。取り残された俺は、不思議に思いながらも待っていると…
「じゃーんっ!!これ着て!そんでお化粧もするからね!!」
姉貴はうすいピンクのふわふわなワンピースと、化粧道具を持って帰ってきました。
「は、はぁ!?ちょっと待ってよ!!俺女装とかムリだからっ!!」
慌てて拒否するが姉貴ははぁ?と顔をしかめて俺をみた。
「あんた今頃なにいってんのよ!!婚活、あたしの代わりに出るんだから女装しなきゃ意味ないでしょ!」
ま、まじかよ!!
とゆうか、それは当たり前か‥。
でもやっぱ女装なんて‥
「大丈夫よ!!あんた絶対似合うから」
似合う似合わないの問題じゃねぇぇぇえ!!!
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